近隣の包括支援センターから相談があったのは、一か月前でした。
Aさん(70代)はご主人が数年前に他界されお一人で生活されていましたが、最近は体調が悪化し思うように動けないことが多くなってきました。
ご親族は高齢で遠方のため、ご近所の方が日常生活のサポートをしてくれていましたが、やはりご近所の方では様々な手続きを代行するのはスムーズにいかないことも多く、当法人へ連絡があり面談となりました。
しかし、ご訪問すると思った以上に体調が悪く、当日そのまま医療機関へ入院となりました。
その後、病室でお会いした時には、体調が優れないのも重なり、自分の思いを言葉にすることやこれからのことを考えることが、ご本人様にとってとてもお辛い時間となってしまいました。
ご主人と過ごしたご自宅や今後一緒に入る予定のお墓のこと。Aさんも「何とかしなくては」という気持ちはあるものの、なかなか思いを言葉にできず、ベッドの上でどうにもならない葛藤を抱えている様子が、とても悩ましいと感じています。
私たち身元保証事業者はご契約者のご意思をもとに、その思いを叶えるために精一杯ご支援させていただきます。
相談のタイミングに正解はなく、元気なうちはまだまだ先でいいかなと思いがちですが、ぜひご自身の思いを言葉にできる時間を大切にご相談いただき、たくさんの思いを聞かせてください。
そして、ここりっちへ身元保証や死後事務など家族のように頼っていただき、いつまでも安心した生活を楽しんでいただきたいです。